「立冬」といえば
立冬とは、二十四節気 11月8日〜11月21日頃。
まさに今。太陽の光が弱まって日も短くなり、木枯らしが吹き、紅葉した木々の葉が落ちて冬の訪れを感じる時期です。
亥の子の日(11月の第一亥の日)、関西では多産のイノシシにあやかりイノシシをモチーフにした和菓子「亥の子餅」を食べて無病息災や子孫繁栄を祈願します。
秋の収穫祭には、新穀でついた亥の子餅を供えて稲の豊作を祝い、田の神に感謝します。
また「亥」は、「水の気」を意味することから、亥の月亥の日、亥が重なる日に火事の心配がないと信じられ、炬燵(こたつ)や火鉢を出したそうです。
今でも茶の湯の世界ではこの日を「炉開き」として茶席には「亥の子餅」が登場します。
移りゆく季節と共にある日本の素晴らしい行事。
この時期にしか味わえない「亥の子餅」、冬の訪れを感じながら温かいお茶と一緒に食べみられてはいかがでしょうか?